京都 愛宕山(924m)
定例山行
2018年1月20日(土)
メンバー:おみず(CL)、いよちゃん(SL)、かずやん(AS)、まーちゃん、おさちゃん、コマちゃん、あゆ、ちえぞう、よこたん、ゴンちゃん、ホリー、あや、す~さん、あきち、なりポン、コッシー、ゆっちゃん、Taco(記)
コースタイム:
9:50清滝登山口 → 11:09 5合目東屋11:15 → 11:47水尾岐れ → 12:16黒門 → 12:25休憩所13:02 → 13:12愛宕神社14:07 → 15:27清滝登山口
久しぶりの京都だ!私が最後に京都を訪れたのは3年くらい前になる。かの有名な大文字山を歩いたことはあったが、愛宕山のことは全く知らなかった。愛宕山の山頂には古来より火伏せの神様が祀られている愛宕神社(あたごさん)が鎮座し、京都住民にとても愛されているとのこと。今日は清滝登山口から愛宕神社まで表参道ルートをピストンする。
京都東I.C.出口まではあっという間だった。そこから京都市内を東から西へ抜けて登山口にある駐車場に着くまで時間がかかったが、土曜日の早朝でまだ人の少ない京都の街並みに見とれていたのでちょうどよかった。登山口にある一の鳥居をくぐると、すぐ脇に1つ目の板碑が目に入った。この山に詳しい本日のCLによれば、愛宕神社までは一丁目から五十丁目まであり、その間40個の心温かい御言葉が書かれた板碑が私達を迎え、励ましてくれるそう・・・それは楽しみ(^_-)。
参道には昭和初期まで31軒の茶屋や宿屋が立ち並んでいたそうで、その跡は写真付きの標識で記されている。茶屋の建物はとても趣があり、現在も移築され利用されているものもあるようだ。それを見て、時代劇(といえば、水戸黄門でしょうか?)によくある、旅人と茶屋の娘の恋の画なんかを思い浮かべたりして。
板碑の御言葉の数々が「全然ありがたくない。」というヤジも飛ぶ中、それらとお地蔵様に見守られながら杉林の参道を登っていくと、火の神火産霊命を祀ったという『火燧権現(ひうちごんげん)』の祠跡、中腹には『カワラケ投げ』という、かつてカワラケ(土器)を投げ、風に従って飛鳥のように深谷に落ちていくのを楽しむ遊びをした場所があった。京都市内が一望できる見晴らしの良い場所も数か所あったが、今日はあいにくの曇り空で霞んでいた。
黒門が見えた。最後の急な階段を登ればいよいよ愛宕神社境内。この辺りに来ると空気が急に冷たくなり、
凍える寒さだ。ちらっと雪も舞った。
愛宕神社到着。荘厳な神殿に心引き締まる。本殿、若宮、奥宮で今年一年の「火廼要慎(=火の用心)」を祈り、御神酒を戴くと冷え切った体にしみわたった。誰かが縁結びの神様も祀られていると言うので、当たり前だが私含む独女4人はしっかり手を合わせてきた。だが、これどうも空言のよう。火伏せの神様に縁結びを祈ってしまったけど大丈夫だろうか!?
このコースの高低差は900m程あるようだが、ほとんど観光気分だったので疲れは全く感じなかった。例年なら、1月は水尾岐れから上は雪と氷に覆われていて、軽アイゼンが必須なのだそう。今日は雪景色を見ることはできなかったが、久しぶりの京都に興奮し、山行を終えて帰名の途に着いた際には未練たっぷりだった。2019年は亥年。愛宕神社の神使は「猪」。来年新春に参詣するのもいいかもしれない。その時は、一面雪に覆われた美しい愛宕山を見られるだろうか。